未来をつくる熱源たちINTERVIEW
未来をつくる熱源たち
INTERVIEW
サービスエンジニア
2012年入社 / T.K
理工学部 機能分子化学科卒
就職活動では自分が何をしたいのかを探すためにも、特に業界や職種を限定せず、いろいろな企業の説明会に参加していました。その中で、デスクワークよりも外に出て体を動かすような仕事が自分には合っていると気付き、メンテナンスや保守担当として工場やホテルなどさまざまな現場に出向くことができて、さらにお客様への提案など営業面も担当できる当社のサービスエンジニアに興味を持ちました。また、ボイラの知識がなくても入社後に知識や経験を身に付け、活躍している先輩社員が多いと聞き、入社を決めました。現在は南大阪支店で主に和歌山県内のお客様を担当し、設備の点検や修理および保守契約のご提案を行っています。その上で意識しているのは、お客様のニーズを深いところまで汲み取ること。お客様のご要望をただ聞くだけでなく、背景にある経緯や現場環境までしっかりヒアリングし、周到に準備するように心がけています。そうすることで、その場しのぎの修理ではなく、再発防止まで意識したメンテナンスや提案ができる。結果的に、お客様との長期的な信頼関係の構築に繋がると考えています。
ある工場で水管ボイラの水漏れが発生し、ラインを停止せざるを得ない状況にあると連絡を受け、すぐに現場へ駆けつけました。水漏れを起こしたボイラを見てみると、30年以上前の古いタイプのもので水漏れの規模も甚大。修理はもちろん、水漏れ箇所を特定すること自体にも相当な時間がかかることが想像できる現場でした。自分に修理できるだろうかという不安もありましたが、水漏れが収まらない限りお客様の工場は稼働を再開できず、従業員の方々も仕事ができない状態。お客様のために一刻も早く直したいという一心で、数日間朝から晩まで作業にあたり、なんとか修復することができました。大変な案件でしたが、正面から向き合うことでお客様と強い信頼関係を築くことができ、結果的には多缶式ボイラへの入れ替えに加え、当社との保守契約を結んでいただくこともできました。誠意を持って対応することで、その先の仕事にまで繋げることができる。それを実感できた思い出深いエピソードです。
ボイラに求められる役割は年々変化しており、今後も変わり続けていくと思います。特に環境負荷の低減というテーマは社会的な関心が非常に高く、「カーボンニュートラル」や「再エネ利用」といった単語は世間一般でもよく耳にするようになりました。そうした社会的なご要望に応えることはもちろん、時代とともに変わっていくお客様の要望に寄り添ったご提案をしていくためには、ボイラだけでなく周辺機器や配管全体への知識を身に付けていくことが必要不可欠です。設備の保守点検だけでなく、営業や提案を通してお客様の役に立てることが当社で働く大きなやりがいだと思いますので、常に新しい知識を吸収し続けていきたいと考えています。私のように、入社時は専門的な知識がなくとも活躍できるフィールドが当社にはあるので、ぜひ学生の皆さんも臆せず飛び込んできていただければ嬉しいです。
8:00
出社
8:30
メールチェック、書類確認
9:00
現場へ出向
9:30
作業内容打ち合わせ、危険予知ミーティング実施
10:00
作業開始
12:00
昼休憩
12:45
午前の作業確認、午後の作業打ち合わせ
13:00
作業開始
15:00
試運転
16:00
客先報告
17:00
帰社 事務処理
18:00
翌日作業の準備
18:30
退社