未来をつくる熱源たちINTERVIEW
未来をつくる熱源たち
INTERVIEW
サービスエンジニア
2014年入社 / S.E
工学部 機械システム工学科卒
学生時代は工学部に在籍しており、熱力学や流体力学を学んでいました。社会人になってからも、その領域に携わり続けたいとの想いで仕事を探している中で見つけたのがボイラという製品でした。まさに熱と流体を扱う仕事で、私にとっては天職そのもの。中でも当社を選んだのは、理念への深い共感が理由です。経営理念である「汽罐報国」に込められた、すべてのステークホルダーの豊かさを増幅するという想いに惹かれ、入社を決めました。入社後はサービスエンジニアとして、ボイラの修理や点検業務を中心に、システム改善の提案なども行っています。その中で大事にしているのが、機械の保全ではなくお客様への貢献を意識した仕事をすること。不具合が発生した箇所の修理や未然に防ぐ点検を行うだけでなく、効率を向上させるための使い方や新たに導入すべき設備の提案を行うなど、導入した際の様々なメリットまで伝えることで、お客様の事業に貢献する。そんな付加価値にこだわることで、入社時に共感した「汽罐報国」の実現に貢献できるよう心がけています。
実際に行う点検や修理業務自体は、業務提携しているパートナー企業にお願いするケースも多くあるのですが、とても強い思い入れがあり今でも自ら現場に赴いているお客様がいます。そのお客様との出会いは、入社二年目のこと。研修やOJTを経て、ようやく独り立ちし始めた頃で、不具合の調査と修理にお伺いしたのがきっかけでした。このボイラは長い間ご愛用いただいていましたが耐用年数を過ぎており、故障も重なってきて更新時期を迎えている状況でした。私は経験が浅いながらもなんとか動くように必死に修理を進め、併せてボイラ本体の更新も提案していました。その後も定期的にお伺いしている中で、お客様がボイラの更新を検討することになった際のことです。普段は、営業担当から更新のご案内をすることが多いのですが、これまでメンテナンスを担当し続けている私が一番お客様を知っている自負があったので、改めて自ら更新の提案を実施しました。後日、お客様のもとへお伺いしたときに「実はあの後、他社からも提案があったけど、もう日本サーモエナーさんに決めているからと断っておいたよ」という言葉をもらったのです。当社に決めてくれただけでなく、相見積もりを取るまでもないほど信頼いただいているという、その事実が何よりも嬉しかったですね。それと同時に、技術や知識だけでなく、お客様やボイラに向き合う姿勢も信頼を得る上で重要なのだと気付くことができました。
このお客様のように、製品を通じて長く深い関係を築くことができるのはメンテナンス業務の魅力であり、やりがいを感じながら働いています。同時に、ここで得た知見をメンテナンスだけはない、もっと広い方面に活かしていきたいという想いもあります。納品後、お客様が実際に使用する中で、どんな不具合がどんなときに起きやすいのか。また、使い勝手の観点で改善すべき点はどこにあるのか。それを一番知っているのは、現場を知るメンテナンス担当だと思っています。その知見を製品にフィードバックすれば、より良い製品を生み出せるとの想いもあります。入社当初は、開発や設計部門を希望していましたが、サービスエンジニアとして働いている今、この部門ならではの働く醍醐味を実感しています。それは、専攻分野を活かせることはもちろんですが、開発・設計担当と密に連携をしながらお客様の声をフィードバックすることで、より良い製品開発に貢献できると分かったからです。部門や業務に縛られることなく、お客様や現場で感じたことを製品改良へと繋げ、会社の財産に変えていく。そんな存在を目指して、今後もお客様に寄り添い続けたいと思います。
8:30
現場へ直行
8:40
当日作業内容の打ち合わせ
9:00
点検作業に伴う部品分解
12:00
昼休憩
12:45
午前の作業進捗確認
13:00
部品組み付け
16:30
試運転、調整
17:30
安全装置確認
18:00
翌日の作業内容確認
18:30
直帰