サーモヒーターに関するFAQ
■サーモヒーターの省エネは可能か?
オプションで排ガス熱を回収し燃焼空気温度を加熱するエアヒーターを設置することで最大92%まで効率を上げることが可能です(ガス焚きの場合)。
■既存のサーモヒーターにエアヒーターを設置することは可能か?
現在お使いのサーモヒーターを改造してエアヒーターを設置することが可能です。 (設置条件によります。また、油焚きの場合は条件付きで設置可能)
■他に省エネに関する取り組みはあるか?
ターンダウン比8:1の高性能バーナーをオプションでご用意しています(ガス焚きの一部機種が対象)。 ボイラの低負荷運転時にバーナーのON/OFF動作が繰り返されると、放熱によるエネルギーロスが生じます。 ターンダウン比8:1の高性能バーナーを採用すれば、低負荷運転時でも燃焼量を最大燃焼量の8分の1=12.5%まで絞る ことによってバーナーのON/OFF動作を低減させ、放熱によるエネルギーロスを削減することが可能です。
■屋外設置は可能か?
可能です。バーナー部にレインシェルターを設置しボイラ本体・制御盤・電装品を防滴仕様にします。 NH-100A型より大型の機種は、過去の出荷台数の5割以上が屋外に設置されています。 また、小型機種、寒冷地、積雪地域、熱帯地域でも屋外設定の実績が多数ございます。
■サーモヒーターは何℃まで対応可能か?
熱媒油にシリコン油を使用することで最高400℃まで対応可能です。
■熱出力は何kWまで対応可能か?
最大5,814kW(5,000,000kcal/h)までのサーモヒーターが製作可能です。
■製造過程で発生する副生ガスや副生油は燃料として使用可能か?
使用可能です。事前に成分を当社へ開示いただければ、燃焼の可否や缶体への影響等を検討の上対応いたします。
■防爆仕様への対応は可能か?
対応可能です。
■熱媒油ポンプはどのような種類のものを使用するのか?
お客様のご要望、予算、容量、使用温度等に応じて最適なポンプを選定いたします。 ・軸封式……冷却水不要、低価格、シールはメカニカルシール式 ・シールレス式 マグネット式……冷却水不要、中価格、比較的小容量向け 水冷式……冷却水が必要、価格は上位 空冷式……冷却水不要、価格は最上位
■ボイラだけでなく付帯設備も供給可能か?
膨張タンクや油だめ、排気筒、各種架台類など、お客様の設備に応じた適切な容量にて設計・製作いたします。
■どの熱媒油を使用すればよいのか?
熱媒油には大きく分けて鉱物系、合成系、シリコン系があります。 使用温度、コスト、危険物数量等を考慮してお客様に最適な熱媒油を当社にて選定・提供いたします。
■熱媒油の交換作業は対応可能か?
対応可能です。適切な油種、数量を選定し交換します。排出した廃油も適法にて処分いたします。
■施工できる工事は?
機器据付、配管、保温、電気等のサーモヒーター及び付帯設備に関する工事が可能です。 特にボイラおよび温度制御に関する専門性の高いシステムの設計施工を工事専門会社に代わり実施しています。
■工事実績はどの程度あるのか?
サーモヒーターに関する工事として年間6~7件程度の実績がございます。
■現場管理も対応可能か?
対応可能です。当社には施工管理を専門に行う工事部署が存在します。 また、 社内に1級管工事施工管理技士が45名、2級管工事施工管理技士が53名在籍しており(2024年3月末時点) 安全かつ高品質な工事を完工できる体制を整えております。
■負荷側の温度制御システムの設計は対応可能か?
対応可能です。加熱制御、冷却制御、差圧制御等、お客様のご要望を伺い最適なシステムを提案いたします。
■負荷側システムの工事も対応可能か?
対応可能です。温度制御調節弁、熱媒クーラー、ゾーンポンプ等のユニット化および設置工事等も対応いたします。
■サーモヒーターの納入実績は?
国内で約1,200台、海外で約300台のサーモヒーターが稼働しています(2024年8月現在)。
その他ご質問、ご要望がございましたら、当社特機営業第1部(TEL: 03-6408-8270)までお問い合わせください。