このたび、当社はトヨタ自動車北海道株式会社様（本社：北海道苫小牧市、取締役社長：高橋慎弥、以下「トヨタ自動車北海道様」）に、水素焚き真空式温水発生機「ゼロエミッション バコティンヒーター GTL-300ZE型」の初号機を納入しましたので、お知らせいたします。

　トヨタ自動車北海道様は、スパークス・グリーンエナジー＆テクノロジー株式会社様（本社：東京都港区、代表取締役社長：大内弘志）が苫小牧市にて実施する「令和５年度 既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築・実証事業」に参画しています。当社のGTL-300ZE型は、トヨタ自動車北海道様の福利厚生施設への熱源装置として採用され、2025年1月からの稼働を予定しています。

　GTL-300ZE型は、燃焼時にCO2を排出しない水素を燃料とする、当社が世界で初めて^※開発した真空式温水発生機で、2023年5月に販売を開始しました。本製品は、主燃料のみならず、着火源であるパイロットバーナの燃料にも水素を使用し、化石燃料を一切使用しないゼロエミッションを実現しています。

　今後も当社は、増加する脱炭素化へのニーズに対応すべく、水素やバイオマスなどの再生可能エネルギーを活用した熱源装置を提供することで、お客様や社会の課題解決に貢献してまいります。
^※当社調べ

製品の概要


真空式温水発生機「バコティンヒーター」とは
　・火炉、水管、熱媒水、減圧蒸気室、熱交換器などで構成される温水発生機です。
　・減圧蒸気室内が大気圧以下に減圧されており、熱媒水が「沸騰→蒸発→凝縮」を
　　繰り返すことで、効率よく温水を発生させることが可能です。
　・「ボイラー及び圧力容器安全規則」の適用を受けないため取扱資格が不要です。

以上

＜お問い合せ先＞ 株式会社日本サーモエナー　事業企画室　　℡03-6408-8254